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月別アーカイブ: 2025年5月

つつみ百貨店のトピック~盆提灯~

こんにちは、つつみ百貨店、更新担当の中西です。

 

さて今回は

つつみ百貨店のトピック~盆提灯

ということで、提灯歴史・意味・文化背景・現代意義について紹介ます。

 

 

お盆夜、静か揺れる提灯光。それは、ただ飾りではなく、長い受けがれきた“日本人表現”です。


🕰️ 提灯歴史・平安時代から続く迎え火文化

提灯原型は、平安時代まで遡るています。お盆起源仏教の「盂蘭盆会(ぼんえ)」という行事で、地獄苦しむ亡者供養するため法要その始まりです。

これ日本古来信仰結びつき、“先祖さま一度、あの世からってくる”という考え定着。迎え火送り火によってき、もてなす風習生まれした。

江戸時代なると、提灯製造技術発達し、「迎え火・送り火」象徴として提灯られるようなりした。明治以降家庭仏事一般し、提灯先祖供養必需品っていきます。


🙏 提灯意味

提灯は、ただ灯りともす以上精神意味合いています。

  • 迎える道しるべとして

  • 冥界から一時帰還温か迎えるとして

  • 先祖感謝を“形”として表すものとして

そのは、現世あの世つなぐ“架け橋”あり、生きるたちの「い」象徴です。

また、提灯贈るという行為は、「あなた大切丁寧お迎えください」という気遣いでもあります。


🌸 現代における提灯在り方

現代住環境ライフスタイル変化により、提灯多様ています。

  • コンパクトLEDスペース安全、マンション住まい人気

  • モダン仏壇合う洋風提灯現代意匠ながら伝統受け継ぐデザイン

  • 家紋名前入り特注提灯格式重んじる家庭向け本格

特に、新盆(初盆)迎える家庭では、特別意味持つ提灯準備重要れ、親族知人から贈答としてます。


🧧 贈り物として提灯──思いやり

提灯仏事贈答として評価おり、形式だけなく気持ち丁寧伝える手段として活用ています。

  • 新盆迎える親族挨拶

  • 家族慰めまし

  • 仏事返礼供養お供えとして

贈答提灯は、熨斗(し)・入れ・包装など用意おり、仏事マナー配慮した対応可能です。


灯す”日本美しい風習

提灯は、単なる仏具ではなく、先祖生きるたち結ぶ大切灯りです。
その優しいは、家族絆、さ、感謝静か伝えてくます。

時代っても、わら想い続ける提灯。
一つひとつ灯りに、家族の“祈り”いかがしょうか。

仏事提灯選び方について相談は、

こちらからっております。

気軽問い合わせください。

 

 

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つつみ百貨店のトピック~盛かご~

こんにちは、つつみ百貨店、更新担当の中西です。

 

さて今回は

つつみ百貨店のトピック~盛かご

ということで、かご起源からその意味、現代あり方まで紹介ます。

 

 

日本仏事法要において、「かご(かご)」は、供物しくえて飾る重要文化要素ひとつです。故人敬意感謝、遺族配慮表現する手段として、なお多くています。


1. ごとは?

ごとは、果物乾物、缶詰、お菓子などかご盛りつけ供物一種で、通夜・葬儀・法要故人供えるためものです。特に地方によっては「供花」んで必須供物としてわれる地域あります。


2. かご歴史背景

起源古代供物文化

  • 日本供養文化仏教伝来以前から存在おり、穀物果物神仏捧げる風習ありました。

  • 仏教伝来以降、「食べ物を通じて功徳積む」思想結びつき、供物形式化・美化ていした。

  • 特に江戸時代は、見た目さや格式重視れ、竹細工精巧盛りつけわれるように。


3. かご意味役割

故人供養感謝

  • 故人生前や、季節果物供えることで、思い出かち合う

  • あの世でも豊かほしい」という願い込める

遺族配慮支援

  • 香典別に、「として残る供え物」として渡す

  • 法要後に参列返礼分配として活用れる

地域性・格式表現

  • かご内容は、地域ごと伝統宗派影響反映れる

  • 〇〇から供え物」として、個人・団体気持ち表す形式


4. かご種類内容

構成

  • 果物りんご、バナナ、みかんなど

  • 乾物昆布、椎茸、鰹節など

  • 缶詰・加工品ジュース、フルーツ、菓子など

  • 用品近年増加傾向):洗剤、油、ラップなど

地域一例

  • 東北・北海道乾物中心、和紙装飾丁寧

  • 関西・中部果物盛り合わせ需要高い

  • 九州かご自体積み上げる「かご」様式多い


5. 現代におけるかご変化

  • 簡略傾向核家族化・高齢により、小型化・持ち帰り重視傾向あり

  • カタログ供物登場:選べる礼品として供物デジタル表現

  • エコ意識プラスチック包装減らし、利用可能カゴ素材使用するケース増加


6. かご選ぶマナー注意

  • 宗教・宗派によって避ける品目(肉・など)あるため、事前確認

  • 仏式・神式・キリスト教では意味合い作法異なるため、TPO意識

  • 表書き名札つけて、明確わかるよう


かごは、単なる供物ではなく、祈り・敬意・象徴です。
見える想い伝える日本人ならでは心遣いとして、多く場面大切ています。
その一つひとつ気持ち取りながら、故人向き合う時間丁寧したものです。

 

 

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つつみ百貨店のトピック~竹灯~

こんにちは、つつみ百貨店、更新担当の中西です。

 

さて今回は

つつみ百貨店のトピック~竹灯~

ということで、今回は歴史背景その意味、現代活用についてしく解説ます。

 

 

大分国東市。豊か自然歴史、仏教文化香り漂うこので、静か受けがれきた伝統工芸あります。それが「籠(くんちくとうろう)」です。

静けさ浮かび上がる柔らか光──それは、ただ照明ではありません。そのもの放つ温もり香り、そして職人手仕事による織り成す、響くです。


🛠️ 製造過程──自然向き合う静か時間

生まれるまでは、長い時間繊細技術必要です。

まず、工房近くある竹林から、一本一本厳選した切り出します。ただ切るだけではなく、自然受け最良状態見極めるわれます。

そのすぐ加工ず、一定期間、静か乾燥ます。れる油分抜くため、専用二度焼入れ行い、丁寧ています。
この工程では、温度調整極めて重要職人は、わずか変化神経ながら、十日以上時間かけじっくり仕上げています。

こうして完成したは、自然光沢香ばしい香り宿し、**まるで生き物ような“生命力”**感じさせる一本なります。

仕上げ行う「掘り」工程では、独自開発使い、一つ一つ模様繊細彫り上げています。その全て手仕事あり、二つとして同じものありません。


🎁 世界一つだけ籠──贈り物として

魅力は、見た目さや製法だけどまりせん。完全オーダーメイド制作対応おり、お客様想いすることできます。

  • 家紋彫り慶事・仏事

  • 誕生還暦・米寿など長寿お祝いに、絵入り

  • 記念感謝贈り物として、唯一無二

瞬間、その香り輝きから「特別品」あること伝わる籠。大切贈り物として、あるいは自身癒す“ひと灯”として、幅広い場面ご利用だけます。


伝統未来結ぶ“灯り”

は、国東自然文化、そして織り成す芸術です。その温かさは、見る静かし、忘れたい記憶として残ります。

この美しい伝統が、次世代へ、そして世界受けがれていこと願いながら──

 

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つつみ百貨店のトピック~切子灯籠~

こんにちは、つつみ百貨店、更新担当の中西です。

 

さて今回は

つつみ百貨店のトピック~切子灯籠~

ということで、今回は大分県に伝わる深い歴史と文化的背景、そして切子灯籠ならではの特徴についてご紹介します。

 

 

大分県臼杵市に伝わる「切子灯籠(きりことうろう)」は、華麗で優美な姿と、仏教文化に根ざした精神性を併せ持つ伝統的な盆提灯です。その発祥は江戸時代にさかのぼり、京都文化の影響を受けながら臼杵の地で独自に発展してきました。


 〜 京都から臼杵への文化継承 〜

切子灯籠のルーツは、江戸時代の臼杵藩主・稲葉家が参勤交代で京都に赴いた際に、都の洗練された工芸文化を臼杵へ持ち帰ったことに始まるとされています。特に、仏教儀礼の中で使われる提灯文化が臼杵の地で独自の形に進化し、現在の切子灯籠へと昇華されました。

臼杵は中世から仏教文化が深く根付いていた土地で、国宝に指定された「臼杵石仏」などが象徴的です。このような精神風土が、切子灯籠の美と宗教的意味を形作る大きな土壌となったのです。


切子灯籠の特徴 〜 造形美と回転する灯の幻想 〜

切子灯籠の最大の魅力は、その精緻で繊細な造形です。主な特徴は以下の通りです:

  • 多面体構造:12面体の火袋(ひぶくろ)には、切り込み模様が施され、外光を繊細に透過します。

  • 回り灯籠:内部に組み込まれた風車が電球の熱で回転し、光と影がゆっくりと動く幻想的な効果を生み出します。

  • 絹の袴(はかま):灯籠の下部には絹の布が垂らされ、まるで風にたなびくような優雅な動きを演出します。

  • 金箔の香立て:中心には金色の装飾が置かれ、光を反射して煌めく様はまさに極楽浄土の表象とも言えるでしょう。

このような意匠は、単なる照明器具としてではなく、亡き人をしのぶ「心の象徴」として人々に親しまれています。


行事と文化継承 〜 切子灯籠の生きる場面 〜

切子灯籠は、主にお盆の時期や仏教法要で使用され、家々の仏壇や寺院に飾られます。特に臼杵市では以下のような行事でその姿を見ることができます

  • 国宝臼杵石仏火まつり(8月):篝火や灯籠が灯され、石仏を幻想的に照らします。

  • うすき竹宵(11月):臼杵城下町を竹ぼんぼりと切子灯籠が美しく彩る、秋の風物詩です。

これらの行事では、地域の人々が協力し、切子灯籠を手作りするワークショップも行われ、伝統の継承が図られています。


 〜 時を超えて灯る祈りのかたち 〜

切子灯籠は、単なる工芸品ではなく、臼杵の歴史、信仰、文化が凝縮された象徴です。京都から受け継がれた美意識と、臼杵の宗教的土壌の中で熟成されたその姿は、今も人々の心に深い安らぎと祈りの時間をもたらしています。

その柔らかな光の奥にある、数百年にわたる人々の想いと美の系譜に、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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